学生の頃、初めて人形を作ってから10年。
まさか子供の頃から好きだった作品に人形作家として携われるとは思いもしませんでした。
バロン制作にあたっては、キャラクターのイメージを壊さないように立体化するために、全力で制作に挑みました。
原作のバロンの瞳を再現するべく、完全オリジナルのグラスアイを制作しています。
美術監督さんからここはできるだけCGを使わずに撮影したいと依頼され、何個も試作を作りました。
打ち合わせを重ねて試行錯誤の末、この瞳が完成した時、これはすごい人形になるぞ!と自分自身でも手応えを感じて、
美術監督さんも周りのスタッフさんも「おお!これはすごいね」と期待以上の反応をしてくださいました。
そんなバロンの瞳が、映画本編でどのようなシーンになっているのか、僕もとてもとても楽しみです。
一緒にバロンの瞳に注目して映画を見て欲しいです!
監督は 平川雄一朗 さん、10年後の聖司を 松坂桃李 さん、雫を 清野菜名 さんが演じられています。
初めて映画の撮影現場にも行かせて頂いたんですが、本番の緊張感と気迫を生で感じました。
監督さんや役者のみなさんだけではなく、カメラさん、照明さん、音声さん、美術・大道具さん、
さらにプロデューサーさんや多くのスタッフの方々の熱意とプロの仕事っぷりを目の当たりにして感動したのをおぼえています。
とくに美術監督さんをはじめ美術関係のスタッフさんにはとてもお世話になりました。
改めて、感謝申し上げます。
映画に関する思いを動画内で語っていますので、
こちらもぜひご視聴いただけましたら嬉しいです。